フィールド日記
2013.05.19
カラスザンショウにアゲハチョウの幼虫と謎の巣を発見
2013.05.19 Sunday
寄宿舎のデザートの種から育てたグレープフルーツの木にアゲハチョウが卵を産みました。グレープフルーツは「共生の森」の一角に植えられていますが、そのすぐ近くに同じミカン科のカラスザンショウが生えています。その枝にアゲハチョウの幼虫を見つけました。こちらはいつのまにか終齢幼虫(5齢幼虫)になっていました。まわりの葉はほぼすべて食べ尽くされています。さらにすぐ近くのカラスザンショウには葉巻状になった葉を見つけました。この場合は、葉は食糧兼住居となっています。中に何かが潜んでいるはずですが、正体は謎です。
今日のことば
自然界は広く、深い。人が知っているのはほんの一部だ。生物の不思議をひらくには、教える方が好奇心のエンジンをしっかり回して、子どもと謎解きの旅に出るつもりでちょうどいい。よく見れば、生き物は絶対に面白いのだ。
盛口満
お知らせ
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