フィールド日記
2013.03.16
サルの群れ発見 不二聖心の森は駿河湾の恋人
2013.03.16 Saturday
裏門のところにサルの群れがいました。芽生え始めた若草を盛んに食べている様子を観察しました。春の不二聖心でよく見られる光景です。動画の背後に聞えている雑音のような音は不二聖心の敷地の近くを流れる黄瀬川の音です。不二聖心の森には沢が流れていて、その沢の水は黄瀬川へと注ぎます。
そして黄瀬川は駿河湾に注ぎます。不二聖心の森は駿河湾の海につながっているのです。
今日のことば
わたしはほんとうに毎日黙想したい。たった五分でも十分でもいいからこの世のあくせくからのがれて神様のみ前に静かに考えたい……。忙しい現代人は宗教に対する熱心というよりは、むしろ現実生活の圧迫に対する反動として解脱を求めている。しかしかれを取り巻く強い刺激がつぎからつぎへとかれの注意を外界の何者かに強奪してゆく。休むひまがない。考える余裕がない。こうしたゆとりのない生活に引きづられてかれは感覚の世界にうずもれてゆく。そうして疲れはてて死んでいく。なぜ黙想することがこんなに難しいのだろう?
それは黙想するためにはまずギリシャの哲人の言った「現象の圧制」からわれら自分を解放して、注意の焦点を真理に集中しなければならないからである。わたしたちの注意は同時に二つの物に向うことができない。二兎を追う者は一兎をも得ず、感覚の追求と真理の直視とは両立しえない。二兎を追いかけてはいけない。
岩下壮一