フィールド日記
2013.01.30
ラッパズイセンが咲きました
2013.01.30 Wednesday
グラウンドの横の道にラッパズイセンが咲きました。通常は3月に開花するとされるラッパズイセンですが、早いものは今の時期から目にすることができます。明治時代に日本に渡来して以来、早春の花として親しまれてきました。英名はDaffodilでワーズワースの詩でもよく知られています。不二聖心の中学3年生は、ワーズワースがラッパズイセンを歌った詩を全員暗唱することができます。
今日のことば
私たちが生きてゆくということは、誰かを犠牲にして自分自身が生きのびるのかという、終わりない日々の選択である。生命体の本質とは、他者を殺して食べることにあるからだ。近代社会の中では見えにくいその約束を、最もストレート受けとめなければならないのが狩猟民である。約束とは、言いかえれば血の匂いであり、悲しみという言葉に置きかえてもよい。そして、その悲しみの中から生まれたものが古代からの神話なのだろう。
星野道夫