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フィールド日記

2012.11.06

富士山の裾野に猿が出ました  チヂミザサ

  2012.11.6 Tuesday

 昨日の夕方、聖心橋の近くでサルの群れをみかけました。車が近づくのに気付いたサルたちは林の中
に隠れてしまいましたが、木々の間からしばらく鳴き声が聞こえていました。

 

  不二聖心のあちこちで、結実したチヂミザサが見られる季節となりました。下の写真は「共生の森」
で撮影したものです。この植物は、獣などの体に粘り気のある種を付けて生息域を広げようとしています。
この時期に野原を歩いていて、気が付くとズボンの裾がチヂミザサの実だらけになっていることがあります。
今日もサルたちは、チヂミザサの実を体につけて、野山をかけまわっていることでしょう。


 
今日のことば


ほんとうに大きな人間というのは、世間的に偉くならずとも金を儲けずとも、ほんの少しでもいい、
濁ったものを清らかなほうにかえる浄化の力を宿らせた人である。
                                       磯田道史