フィールド日記
2012.11.17
ヌルデの紅葉
2012.11.17 Saturday
不二聖心にはかつて京都から取り寄せたと言われるイロハモミジの木がたくさんあり、紅葉をたっぷり楽しむことができますが、モミジの紅葉の盛りにはまた少し時間がかかるようです。今の時期に紅葉の盛りを迎えているのはウルシ科の植物です。すすき野原ではウルシ科ウルシ属のヌルデが美しく紅葉していました。ヌルデは奇数羽状複葉で葉軸に翼があるので簡単に他の樹木と見分けることができます。
聖徳太子が残したエピソードに、味方が苦戦に陥った時にヌルデの木を刻んで四天王の像を作り、敵を滅ぼした暁には寺と塔を建立しますと願をかけたという話があります。ヌルデは長い間、特別な神通力を持った木であると信じられてきました。
今日のことば
一晩で
何億というお金を
あっちだこっちだと
動かす若社長より
北国の干潟で
泥に塗れ
黙々と何かを
捕っている
茶髪の青年の方が
美しい
と、思える人は
決して
負け組では
ありません
山城美奈子