フィールド日記
2012.09.06
ルリタテハの成虫と幼虫
2012.09.06 Thursday
ルリタテハの写真を撮りました。このチョウも樹液に集まるチョウですが、こちらに気づく
とワラビの葉の上へと移動してしまいました。いつみても美しいチョウだと思います。幼虫時代
の姿とのあまりの違いに驚いてしまいます。
ルリタテハはアジアに広く分布しています。軍医としてビルマ(ミャンマー)に赴いた人見勝氏は
次のような文章を残しています。
昭和19年の雨季7月頃でしたか、ビルマのアラカン山の自動車輸送路上に止っているルリタテハ
を見出した時の感激は忘れられません。故郷の知人に逢った時のような懐かしさを覚え、廻診任務
を忘れて赤土の上に舞戻ってくる蝶の姿に見入っていました。
これが幼虫の姿です。
今日のことば
この世の生において、おまえの肉体は力つきぬのに、そのなかで魂のほうがさきに力つきるとは、
恥ずべきことである。
マルクス・アウレリウス