フィールド日記
2012.08.22
東名の橋から見える箱根山 アキカラマツ
2012.08.22 Wednesday
聖心橋から見える箱根の山の稜線を雲が覆っていました。これが学校の中からの風景で あることに改めて驚きます。
アキカラマツが裏の雑木林の道に咲いています。アキカラマツは薬草です。信州の高遠藩では高遠草と呼ばれて健胃薬として用いられていました。高遠の石工は全国を旅して数多くの石仏を各地に残しました。裾野市の仙年寺にも地蔵尊が安置されています。全国を旅する高遠石工の荷物の中にも高遠草から作られた胃薬が入っていたかもしれません。
今日のことば
色鮮やかな大きな花だけが美しいのではない。ルーペを生かせば、どんなにありふれた小さな花でも同じように美しく、そして驚きに満ちていることがわかってくる。私たちの心を楽しませるものは、足もとにいくらでもあって、あえて遠い山野に求めないでもすむ。
長田武正