フィールド日記
2012.06.14
チャツムタケ
2012.06.14 Thursday
昨日の「森の健康診断」の時に高校1年生が見つけたキノコの名前を調べたところ、フウセンタケ科のチャツムタケであることがわかりました。チャツムタケは、針葉樹の腐朽材に発生するキノコとして知られています。
キノコの傘の裏側には甲虫が潜んでいました。キノコムシの一種かもしれません。間伐材がキノコを育て、そのキノコがまた別の命を育てています。ここにも一つの命のつながりを見ることができます。
今日のことば
成長も成熟も、痛みを伴います。自分と闘い、自我に死ぬことを求めるからです。一粒の
麦と同じく、地に落ちて死んだ時にのみ、そこから新しい生命が生まれ、自らも、その生命
の中に生き続けるのです。
渡辺和子