フィールド日記
2012.06.23
アメイロカミキリ クマノミズキ
2012.06.23 Saturday
昨日の夕方、今年はじめてヒグラシの声を聞きました。自然界の音の中でもとりわけ心ゆさぶられる音です。
「共生の森」の、台風4号で倒れたクマノミズキの花にアメイロカミキリ(Stenodryas clavigera clavigera Bates, 1873)が来ていました。アメイロは飴色を意味し体色に由来する和名ですが、生活の中から水飴等が姿を消しつつある現状を思うと、いつの日かアメイロカミキリの体色を通して飴を懐かしむ時代が来るかもしれないと思ったりします。
今日のことば
かなかなの今年のこゑよあかときの闇にとほればわれは目覚めぬ 上田三四二