フィールド日記
2012.05.10
ナラエダムレタマバチ ナラエダムレタマフシ ナラハグキコブフシ
2012.05.10 Thursday
第2牧草地の上の雑木林でナラエダムレタマバチの虫こぶ(子供部屋)の写真を撮りました。ナラエダムレタマバチは、産卵する時に植物の組織内に特殊な化学物質を注入することで細胞に変化を起こさせ虫こぶを形成させます。この虫こぶには名前がつけられているのですが、1枚目と2枚目の写真は、ナラエダムレタマフシといい、3枚目の写真はナラハグキコブフシといいます。すべてナラエダムレタマバチの虫こぶなのですが、様子は全く違います。実はナラエダムレタマフシは未受精卵を産み付けた時にできる虫こぶで、ナラハグキコ
ブフシは受精卵を産み付けた時にできる虫こぶなのです。前者を単性世代虫えい、後者を両性世代虫えいと呼びます。世の中にこんな不思議な生態の生き物がいることがあまり知られていないことをとても惜しいことだと思っています。
今日のことば
人を管理する能力、議長役や面接の能力を学ぶことはできる。管理体制、昇進制度、報奨制度を通じて人材開発に有効な方策を講ずることもできる。だがそれだけでは十分ではない。
根本的な資質が必要である。真摯さである。
ドラッカー