フィールド日記
2012.04.29
アケビの花 オクマワラビ
2012.04.29 Sunday
校舎の裏の道で今、アケビとミツバアケビの両方の花を見ることができます。下の写真はアケビの花です。アケビの花は、同じ花序に雄花と雌花がまじっているのが特徴です。奥の方に移っている小さい花が雄花で、手前の大きい花が雌花です。写真を撮っている間にもハチが飛んできていました。受粉が上手く成功して秋に実がなるのが楽しみです。
新緑が美しいのは樹木だけではありません。シダの新緑にも思わずはっとするほどの美しさがあります。4月18日のフィールド日記で紹介したズアカシダカスミカメがついていたシダはオクマワラビであることがわかりました。この時期に鮮やかな黄緑色の葉が一際目立つシダです。オクマワラビは、ズアカシダカスミカメがこの時期に最も好むシダではないかと思っています。
今日のことば
科学者になるには自然を恋人としなければならない。自然はやはりその恋人にのみ真心を打ち明けるものである。
寺田寅彦
お知らせ
今年の夏に不二聖心女子学院では「夏休み子供自然体験教室」を開催することになりました。
不二聖心女子学院には約20万坪の敷地があり、そこには雑木林、すすき野原、竹林、針葉樹林、茶畑、栗畑、草原などさまざまな環境があります。夏休みの一日を豊かな自然の中で過ごし、広い敷地をウォーキングしながら生き物について学び、たくさんの命を感じてみたいという方はどうぞお申し込みください。
牧草地での虫取りゲームや日本でここにしかない幻の紅茶「ただにしき」を飲みながらのティータイムも企画しています。
詳細をお知りになりたい方は、不二聖心女子学院のホームページのトップページの「夏休み子供自然体験教室小学生対象募集中!」のバナーをクリックしてください。