フィールド日記
2012.03.06
タマヤドリコバチ
2012.03.06 Tuesday
昨日は啓蟄でしたが、それを待っていたかのようにクヌギエダイガフシからさまざまなハチが羽化し始めました。クヌギエダイガフシという虫こぶを形成するのはクヌギエダイガタマバチですから、それ以外のハチはみなタマバチに寄生しているということになります。下の写真のハチはタマヤドリコバチで、写真は大きく拡大されていますが、実際の体長は3ミリほどです。金属光沢の美しいハチですが、肉眼ではその美しさに気づくことはまずありません。3ミリのタマヤドリコバチがクヌギエダイガタマバチに寄生する瞬間も肉眼で確認することは不可能でしょう。私たちの回りには、気付くことのできない命のつながりが無数に存在しているのだろうと思います。
今日のことば
学校の成績とか、会社の成績が一位だったってェやつに人の心がわかるもんか。大部分の
人間は一位じゃねェんだもの
『無名人名語録』より