フィールド日記
2012.03.18
ウスベニスジナミシャク
2012.03.18 Sunday
中学校校舎の壁に擬態するようにはりついていた蛾の写真を2月27日に撮りましたが、その種名がウスベニスジナミシャク(Esakiopteryx volitans(Bulter,1878))であることがわかりました。早春に姿を現す蛾です。『日本産蛾類標準図鑑』には、ウスベニスジナミシャクの生態について次のような説明が載っています。
全国的に丘陵部から山地まで広く分布し、各地で多産する。年1化、関東地方周辺の低山地では3月下旬から出現し、1000m以上の山地では4月下旬から5月中旬まで見られる。
不二聖心で2月の下旬に見られたのは、異例のことなのかもしれません。
不二聖心初記録です。
今日のことば
浅き川も深く渡れ。
星野道夫