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フィールド日記

2012.02.27

ツグミ  フキノトウ

  2012.02.27 Monday

 シベリアから不二聖心に渡ってきたツグミがグラウンドで餌をついばんでいました。写真に写っている二羽は夫婦なのでしょうか。観察している間中、 つかず離れず一緒に行動していました。体色に微妙な違いがあるのは雌雄の差かと思いましたが、調べてみるとツグミは雌雄同色で個体変異が大きいとありまし たので、色の違いで雌雄を識別することは難しいようです。

 

 フキノトウが花芽をつけているのに気づきました。これからどんどん成長を続け、最終的には「薹が立つ」と呼ばれる状態になります。


 

今日のことば

 ヨーロッパ、アジアなどの外国の書店を覗いてみると、蝶、鳥、大型の甲虫、ランなど大型で美麗な動植物の図鑑は多く置いてあるが、わが国で出版さ れている一般の関心がそれほど高いとは思えないクモ、ダニ、蛾、土壌動物、蘚苔類、海藻などの図鑑はほとんど見当たらない。このことは、日本におけるナ チュラルヒストリーの広範囲な発展の下地が整っていることを示しているような気がする。

青木淳一