フィールド日記
2012.02.15
ヒラタヒメバチ亜科Scumbus属のヒメバチ
2012.02.15 Wednesday
お茶畑の横の雑木林で採集したクヌギエダイガタマバチの虫こぶからヒラタヒメバチ亜科Scumbus属のヒメバチが出てきました。タマバチに寄生していたものと思われます。
Scumbus属のヒメバチには、特定の生物にのみ寄生するという性質はないようですので、栗の大害虫であるクリタマバチなどにも寄生するようなら、益虫として人間生活にもプラスの影響を及ぼしているということになります。
今日のことば
時実利彦先生がおっしゃっていたことを思い出します。子どもに「考えさせる」ということをした人がいちばん教師としてすぐれている、……できるようになったか、ならないか、どっちでもよろしい。けれども、考えるということをさせた事実、「考えなさい」と言った人ではなくて、考えるということを本気でさせた人が、いちばん偉いとおっしゃったのです。それだけのために教師はあるぞと、先生はおっしゃったのです。
大村はま