フィールド日記
2012.01.30
ヒイロタケ
2012.01.30 Monday
栗畑では、昨日、紹介したクリオオアブラムシをはじめとして、さまざまな生物を観察することができますが、下の写真のヒイロタケのその一つです。残念ながらヒイロタケが生えている木はもはや樹木としての生命力を失いつつあります。腐朽菌の力によってやがて材はぼろぼろになっていくことでしょう。しかしこれも自然界にはなくてはならない現象であり、ヒイロタケは分解者としての大切な役割を果たしています。
今日のことば
ぼくは読書から生きるヒントをもらってきた。「勝ち」と「負け」の間にほんものの幸せはある。読書のなかから多様な生き方があることを学べば、どんなに辛い人生でも、負けと思わず、意味があると思うことはできるのだ。いい本のなかにはそのヒントが詰まっている。
鎌田實