フィールド日記
2011.12.13
不二農園の方々への感謝
2011.12.13 Tuesday
夏の頃、人の姿が隠れてしまうほどにススキが青々と生い茂っていたのが嘘のような今朝のすすき野原の風景でした。これは不二農園の方々の草刈りの おかげによるものです。
今日も農園の関係者の方々が、汗をかきながら枯れたススキの葉をきれいに刈り取ってくださっていました。
この手入れによって不二聖 心のすすき野原は守られ、そこに生息する数多くの絶滅危惧種も絶滅から逃れる
ことができています。
生物多様性を脅かす要因の一つは、人間の手入れの不足であり、不二聖心の生物多様性は多くの方の誠実な
労働によって守られているのです。
刈り取られたすすきは、お茶畑の肥料になります。一見不要と見えるものが、実は 別の場所で有効利用されているわけで、この関係が維持されれば、いつまでもすすき野原は健康な状態を保つことができます。持続可能な社会づくりが21世紀最大のテーマだと考えれば、不二聖心の環境は未来のあるべき姿について も重要な示唆を与えてくれていると言えるでしょう。
今日のことば
人間の自由とは、諸条件からの自由ではなく、それら諸条件に対して、自分のあり方を決める自由である。
ヴィクター・フランクル