フィールド日記
2011.12.05
今日の富士山・クロスズメバチ
2011.12.4 Sunday
今日の富士山の写真です。白い雪が広く頂きを覆っています。富士山の中腹ではもうスキーをしている人も
いるそうです。
クロスズメバチがヤツデの花に来ていました。膜翅目の昆虫をほとんど見かけなくなりましたが、クロスズメバチは12月まで活動することがあります。クロスズメバチの動きはたいへん活発で、とても12月の動きとは思えませんでした。井伏鱒二の随 筆「スガレ追ひ」は、このハチを使って巣を探しだす話です。幼虫は稀にみる珍味と言われています。
不二聖心にはクロスズメバチの巣に寄生すると言われるシロスジベッコウハナアブも生息していますので、どこかにクロスズメバチの巣もあるのだと思います。スズメバチと名前がついていますが、人に対する攻撃性は 低く危険性の少ないスズメバチです。
今日のことば
富士の冴え祈りの心諭しけり 西山民雄