フィールド日記
2011.10.28
ハリガネムシとカマキリ
平成23年10月28日 金曜日
本館の玄関の前でカマキリとカマキリの体から出てきたハリガネムシを見つけました。
ハリガネムシは水中に卵を産み、その卵をカゲロウなどの水生昆虫の幼虫が食べます。
やがて羽化した水生昆虫は陸上でカマキリに食べられます。そこでハリガ ネムシは宿主を水生昆虫から
カマキリに変えます。カマキリに寄生することで自分が生きるための栄養分を得ますが、
子孫を残すためにはまた水辺に帰らなくて はいけません。ハリガネムシは水中で産卵するために、
カマキリを操って水に入らせ、そこでかまきりの体から脱出して水中でまた産卵すると言われています。
写真のかまきりは本館前で誰かに踏まれてしまったようで、最後まで操りきることができなかったようです。
今日のことば
何の為に生まれて 何をして生きるのか
答えられないなんて そんなのは嫌だ。
今を生きることで 熱いこころ燃える
だから君は行くんだ 微笑んで。
やなせたかし