フィールド日記
2011.09.27
富士山の初冠雪・アシダカグモ
平成23年9月27日 火曜日
富士山の初冠雪は9月24日でしたが、今朝の富士山を見ても雪が降った様子がよくわかりました。
中学3年生の生徒が図書館に大きなクモが出たと教えてくれました。
確認してみたところアシダ カグモでした。
アシダカグモはさまざまな害虫を食べるので、益虫としてとらえることのできるクモです。
アシダカグモの子どもは体から糸を出して上手に風に 乗り遠くまで自分の体を飛ばすことで知られています。
いわゆる飛行蜘蛛と呼ばれるものですが、この飛行蜘蛛の話を実に印象的に使っているのが、
宮本輝の 『約束の冬』という小説です。
今日のことば
私達の魂の故郷は静寂の国である。
魂の孕むすべての美しいものは、
この寂しさから生れ出て来るのだ。
薄田泣菫