フィールド日記
2011.09.10
ナガコガネグモ・カンタン
平成23年9月9日 金曜日
祈りの会が終わり、それぞれの実りを手に生徒たちは帰宅しました。
今日は残暑厳しい一日となり、各地で三十度を超えたようです。相変わらず蝉も声もにぎにぎしく、
夕方にはヒクラシも鳴いていました。
雑木林の横の道にはナガコガネグモが網を張り、その網にバッタがかかっていました。
ナガコガネグモは夏の終わりに成熟するクモですから、下の写真にも季節を感じることができます。
不二聖心で初めてカンタンの姿を見かけました。カンタンについては、『秋に鳴く虫』(小林正明)の中に
次のような一節があります。
カンタンは古くから人々に親しまれてきた秋の虫だ。東京では毎年高尾山などでカンタンの声を聞く会が
開かれているほどである。人気の秘密は、秋の野原にどこからともなく響く幽玄で神秘的な声の美しさであろう。
今日のことば
あなたが虚しく過ごした今日という日は、
きのう死んでいったものが、あれほど生きたいと願ったあした
趙昌仁