フィールド日記
2011.08.29
キンミズヒキ
平成23年8月29日 月曜日
キャンプ場からススキ野原への道にキンミズヒキが咲いています。(長い花序がミズヒキと似ているので
キンミズヒキと名付けられましたが、キンミズ ヒキはバラ科、ミズヒキはタデ科に属しています。)
この道は今ではほとんど歩く人がいませんが、かつては馬と人の通り道でした。わずかに舗装されたあとも
残っています。ヤマケイポケットガイドの『野の花』には、「キンミズヒキは萼のとげで運ばれるので、
人や動物の通り道に沿って生えることが多い」と書かれ ています。かつてここは道であったと
キンミズヒキを見て改めて思います。キンミズヒキは人の暮らしの歴史を静かに語る花でもあったのです。
今日のことば
いい日は幾らでもある。
手に入れるのが難しいのは
いい人生だ。
アニー・ディラード