フィールド日記
2011.08.24
フヨウ・フタトガリコヤガ
平成23年8月24日 水曜日
今日の不二聖心は、朝は曇り、昼は晴れ、夕方から雨が降るという変化の多い一日でした。
芙蓉の花を毎日楽しめる季節となりました。今日の、晩夏の青空を背景にした芙蓉の花弁の美しさは
格別でした。以前に不二聖心で国語を教えていらした西山民雄先生は「富士の冴え祈りの心諭しけり」という
名句を残されましたが、青空と芙蓉の花の間に 立つ聖母子像もまた、
祈りの心をさとしているように感じられました。
葉に顔を近づけてみると、簡単にフタトガリコヤガの幼虫が見つかりました。
フタトガリコヤガはアオイ科の植物につく蛾の幼虫で、毎年この時期に芙蓉の葉の上で見ることができます。
今日のことば
葉末の露がきらめく朝に
何を見つめる子鹿のひとみ
すべてのものが日々新しい
そんな世界を私は信じる
信じることは生きるみなもと
谷川俊太郎