フィールド日記
2011.08.05
ヒグラシ
平成23年8月5日 金曜日
今日も不二聖心はいいお天気でした。
学校にも何人かの生徒が登校し、卒業研究などに励んでいました。
朝、校舎の壁にヒグラシがとまっているのを目にしました。
数年前に、ヒグラシの鳴きはじめる時間を毎日記録したことがあります。
時計が4時半を過ぎると必ずヒグラシが鳴きだすのに驚いたものでした。
そしてしばらくするとすべてのヒグラシが鳴くのをやめてしまいます。
このヒグラシも鳴き疲れてしばし休憩といったところだったのでしょう。
詩人の清水哲男はヒグラシについて次のように書いています。
法師蝉が昼のセンチメンタル派だとすれば、朝夕のそれは蜩(ひぐらし)である。私の故郷の山 口県では
「かなかな」と呼んでいた。詩人の川崎洋さんによれば「ひぐれおしみ」という地方もあるそうで、
ネーミングの素敵さからいえば、この「ひぐれおし み」が最良だろう。ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は、蝉の鳴き声のなかで蜩がいちばん美しいといった。