フィールド日記
2011.07.16
コクラン・ノコギリカミキリ
平成23年7月15日 金曜日
今日も暑い一日でした。全国77の観測点で猛暑日となったそうです。
11の県で絶滅危惧種・準絶滅危惧種に指定されているコクランの花をいつか撮影しようと思っている間に
花の盛りが過ぎてしまいました。かろうじて一枚撮ることができましたが、
コクラン独特の花の姿を充分に伝えることができず残念です。
撮影した場所は竹林の中で、先日ツチアケビを撮影した場所のすぐ近くです。
竹林は荒れ地としてとらえられることが多く、不二聖心でもほとんど人が入るこ とのない場所になっています。
しかし、そこに2種の希少種が生息しているわけです。「荒れ地」の定義の難しさを感じます。
コクランのすぐ近くでノコギリカミキリを見つけました。触覚がノコギリのようであるところから
ノコギリカミキリと名付けられました。これも荒れ地の珍客と言えるでしょう。