フィールド日記
2011.06.26
バッタの羽化・ホタルガ・テングタケダマシ
平成23年6月25日 土曜日
バッタの羽化の様子を早朝に撮影しました。羽化の時は、無防備な状態で危険に身をさらす時です。
ですから多くの昆虫は、早朝のまだ他の生き物が活 動する前の時間帯に羽化をします。このバッタも数分後には翅を整えて活動できる姿に変わっていました。短時間の観察ではありましたが、
バッタが羽化の時に羽を開くようにして乾かすことを初めて知りました。種の同定については、
専門家の方の意見をうかがおうと思っています。
裏の駐車場で今年初めてホタルガに出会いました。ホタルに似ていることからホタルガと名付けられた蛾です。
羽が伸びきっていないところを見るとこれも羽化直後かもしれません。
校舎の裏の道でテングタケダマシを見つけました。「山と渓谷社」の『日本のきのこ』という図 鑑には、
テングタケダマシは「今のところ関西以西から知られている」という記述があります。
関西以西のきのこがなぜ不二聖心に生えているのか、これも専門 家の方に質問してみようと思っています。
自然界にはわからないことがたくさんあります。しかし、その「わからなさ」が自然の魅力でもあります。