フィールド日記
2011.05.26
東北地方へ文房具を送る活動とクリスマスのバッタ
平成23年5月26日 木曜日
温情の会委員会の呼びかけによって集められた文房具の、東北地方への発送の準備が整いました。鉛筆1722本、ノート463冊など、たくさんの文房 具が集まったことをたいへんうれしく思います。これらの文房具は、宮城教育大学の協力を得て、福島県、宮城県、岩手県の小・中学生に届けられることになり ます。
温情の会委員会の「温情」という名前は、不二聖心の前身である「温情舎」という学校の名前に由来しています。その温情舎の校舎の跡地でツチイナゴを見つけ ました。冬の厳しい季節を成虫で乗り切る珍しいバッタです。昆虫博士の矢島稔さんは、このバッタを「クリスマスのバッタ」と呼んでいます。
冬の時期、成虫は枯葉に擬態するために茶色の体色をしていますが、幼虫のころは鮮やかな緑色をしています。周囲の環境に合わせて体色を変えることも生きるための重要な工夫なのです。