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フィールド日記

2013.10.28

ノブドウの実

裏道のノブドウの実の写真を撮りました。野の宝石と呼びたいような美しい実です。宮沢賢治は、童話「めくらぶどうと虹」の虹がノブドウに語りかける言葉の中で、「まことのちからが、これらの中にあらわれるときは、すべてのおとろえるもの、しわむもの、さだめないもの、はかないもの、みなかぎりないいのちです。」と表現しました。賢治の残した言葉の中でもとりわけ美しい言葉です。


今日のことば

うつくしい自然よ
どうしたら どうしたら
あなたのうつくしさに
つり合えるだろう
くつを脱いで わたしははだしになってみた

森のしずけさ
風にたわむ 枝のやさしさ
ひと知れずみのる野ぶどうの
思いのゆたかさ
どうしたら つり合えるだろう
うつくしい自然よ 自然よ
わたしはひねもすだまっていた ことばを捨てて

                     新川和江
             

2013.10.27

ツマグロヒョウモンの幼虫

牧草地でツマグロヒョウモンの幼虫を見つけました。かつては温暖化指標の昆虫と言われたツマグロヒョウモンもすっかり不二聖心のフィールドに定着してしまいました。成虫は、名著『海をわたる蝶』(日浦勇・講談社学術文庫)に使われるほど、美しい蝶ですが、幼虫の姿は独特です。



今日のことば

わたしは その手が好きです
ただ毎日をまっすぐ生きて
わたしたちを育て旅立たせてくれた
あなたの その手が好きです
                    福山雅治

2013.10.24

ニホンザル

久しぶりに聖心橋の近くでサルの家族に出会いました。10頭近くの群れで行動していました。不二聖心のサルをよく知っている方の話では、雨の日の前にはよくサルが出るということでした。台風の接近とサルの行動は何か関係があるのかもしれません。




今日のことば

おまえらはガキだ。ガキにはガキにしかできないことがある。
                    『バッテリー』(あさのあつこ)より

2013.10.23

サラシナショウマ

裏道のサラシナショウマの蕾が膨らんできました。
サラシナショウマは、葉が悪臭を放ち、山菜として利用する時には、水にさらす必要があるところから「サラシナ」という名前がつけられ、「ショウマ」は薬草であることを示す「升麻」の意味を持っています。
サラシナショウマは、さまざまな薬効を持つ植物で、その含有成分についてもさまざまな研究がなされてきました。50年以上前にサラシナショウマの研究を行った草野源次郎先生は、平成2年に研究を再開しましたが、その時にサラシナショウマの自生地が激減したとお感じになったそうです。それから23年、サラシナショウマの自生地はますます少なくなっていることでしょう。不二聖心の裏道では幸い、毎年サラシナショウマを見ることができます。この自生地を大切にしていきたいものです。


今日のことば

草むらにすとんと落ちる夕づく日こともなげなる偉大な定め   柳澤桂子

2013.10.21

クサギの実とスッポンタケ

裏の駐車場のクサギの木が実をつけました。クサギは、葉に独特の臭気があることから臭い木という意味で「臭木(クサギ)」と名付けられましたが、秋に見られる実にも独特の美しさがあります。

2013.10.20

チドメグサとオンブバッタ

「共生の森」の周辺ではたくさんのチドメグサを見ることができます。この植物は、止血作用があることから血止草(チドメグサ)と名付けられ、薬草として利用されてきました。チドメグサと一緒にオンブバッタが写っています。上がオスで下がメスです。雌雄で大きさが全く違います。



今日のことば

真の文明は山を荒さず川を荒さず村を破らず人を殺さざるべし
田中正造

2013.10.17

クスノキの実  シロモンノメイガ

昨日の台風でクスノキの実がたくさん落ちてしまいました。一部黒く色づいているものもありました。この実が十分に熟す頃になるとたくさんの鳥がクスノキに集まってきます。


「共生の森」にはシロモンノメイガがいました。山地でよく見かける蛾です。一匹の蛾が不二聖心の環境には山地的な環境も含まれていることを示しています。



今日のことば

ゆきなれたみちの
なつかしくて耐えられぬように
わたしの祈りのみちをつくりたい
               八木重吉


2013.10.15

富士桜の新芽  

桜は木々の中でもいち早く紅葉し落葉する木として知られています。「共生の森」のフジザクラもその例にもれず、すでにすべての葉を落としていましたが、今日見たら新芽が出ていました。ただいま10年に1度の大型の台風が接近中ですが、この新芽、異常気象の影響でなければよいがと思います。



今日のことば

何のために生まれて 何をして生きるのか
答えられないなんて そんなのは嫌だ
                  
                   やなせたかし

2013.10.13

ツマグロヒョウモン  ポポー

今日も裾野市は快晴でした。


築山でツマグロヒョウモンの雌雄が一緒に飛んでいるのを見かけました。もともと南国の蝶であるツマグロヒョウモンは、ここ数日の暑さを過ごしくやすく感じていることでしょう。


今日の毎日新聞に清水在住の望月史さんが果樹「ポポー」の栽培に成功したという記事が載っていました。不二聖心には何年も前からポポーの木があり、毎年たくさんの実をつけています。これだけ大きく育ったポポーの木はかなり貴重なものかもしれません。



今日のことば

あたしはダイヤモンドを首にかけるより、机をバラで飾りたい。 エマ・ゴールドマン

 

 

2013.10.10

シマヘビ  ガマズミ

昨日、牧草地の草刈りが行われ、様子が一変しました。秋のつどいを迎える準備も徐々に整いつつあります。


今日も暑い一日でした。10月にも関わらず、早朝にシマヘビを見ました。


牧草地の脇に道でたくさんの実をつけていたのが、ガマズミです。ガマズミの語源は「神の実」という説があるくらい、特別な力を持った実です。実をかじると類まれなる酸っぱさで、それが健康に良い証だと言えるようです。つまんで齧ってみましたが、確かに酸っぱかったです。

 
 
今日のことば

人は注意深く生きることで、出会うべき時に出会うべき人に出会える。本また然り。
                                                大江健三郎