学院ダイアリー

2024年07月

2024.07.31

Exchange Program in Korea(最終日)

Exchange Program in Koreaの最後の晩にふり返りやお祈りをさせていただいた聖心会黙想の家で、私たちを細やかにまた愛情深くお世話くださったシスター方にお礼のあいさつを申し上げて帰路につきました。この旅でお世話になったガイドさんや看護師さん、添乗員さんにご挨拶を申し上げ、無事に帰国いたしました。この体験学習に関わってくださった皆様、無事をお祈りくださった皆様に心より感謝申し上げます。

2024.07.30

Exchange Program in Korea (5日目)

 Exchange Program in Korea 5日目。今日は南北間半島の軍事境界線近くまで行きました。
韓国・ソウルと北朝鮮・新義州を結ぶ京義線の途中の臨津江(イムジンガン)駅の近くの臨津閣からゴンドラに乗って臨津江という川を渡り、非武装地帯(DMZ:DeMilitarized Zone)に赴き展示施設などを見学し、朝鮮戦争に少年兵が母に送った悲痛な手紙など、戦争の罪深さを感じました。また南北の分断によって離散した家族を思う人々の統一や平和への願いが書かれたリボンを目の当たりにしました。その後、烏頭山統一展望台にのぼり、川の向こうの北朝鮮の町の様子を遠望しました。
午後は、軍事境界線にほど近い場所にある懺悔と贖罪の聖堂を訪ねました。韓国カトリック民族和解委員会の責任者であるカン・ジュソク神父様から「戦争の祈りを越えて」というテーマでお話を伺いました。私たちが平和のために祈る目的は敵対する相手に勝つことではなく、互いをよく理解して和解していくことであることなど、一人ひとりの心のありようによって平和を築けるのか戦争を生み出していくのか考える時間となりました。
夕方には今日の宿泊地である聖心会の黙想の家に着き、体験学習全体の振り返りをし、全員が感想やこの5日間の経験によって抱いた使命を分かち合いました。

2024.07.29

Exchange Program in Korea (4日目)

 Exchange Program in Korea 4日目はソウル聖心のホストファミリーとお別れをし、互いの幸せを祈り合いました。
その後、上智大学の姉妹大学である西江(ソガン)大学校を訪問しました。上智大学の具正謨神父様がご案内くださいました。朝鮮戦争後にイエズス会ドイツ人のテオドール・ゲペルト神父によって設立された経緯をはじめ、西江大学校が目指す全人教育についてキャンパスを巡りながらうかがいました。大学や修道院の聖堂にも案内してくださり、静かに祈る時間や「君は愛されるため生まれた」という歌を一緒に歌うなど意義ある時間を過ごしました。最後に理事長のウ・ジェミョン神父様から自分の夢を持って粘り強くかなえていくことの大切さをお話しいただきました。
午後はユネスコ世界遺産である水原華城を見学し、青い旗がはためく東の一角から有名な水門まで時間をかけて歩きました。建築技術の高さや工夫、またアジアらしい優美さを実感しました。
夜はこれまでの4日間を振り返り、グループで分かち合いをしました。ホームステイや交流会を終えて韓国の文化を理解しながらコミュニケーションを取ることの大切さを改めて実感したことなどが発表されました。姉妹校の壁も越えて互いの仲も近くなり、よい雰囲気の中で体験学習が行われています。

2024.07.28

Exchange Program in Korea (3日目)

 Exchange Program in Korea は3日目を迎え、ソウル聖心女子高校で韓日文化交流会を行いました。お祈りで始まり、韓国からはヘグム(伝統楽器の一つ)の演奏、学校紹介や、日韓文化の違いについての研究発表、ダンスの披露など盛りだくさんの発表をしてくださいました。日本は、姉妹校から学校紹介や授業やSDGsへの取り組み、地域の食文化の紹介、そして不二聖心からは寄宿生の学校を含む生活紹介や日本の中世から現代に至るまでの文化の紹介をしました。最後に4つの姉妹校の生徒が一つのダンスを短い合同練習ながらも成果を発揮して披露しました。交流会の後はソウル聖心の聖堂(韓国の重要文化財)で英語ミサに参加しました。朗読や共同祈願の奉仕もし、生徒全員が聖体拝領や祝福を受けました。これからも互いの交流を深め、聖心の生徒としての絆を深めていけるよう祈りました。

2024.07.27

Exchange Program in Korea (2日目)

今日は天安(チョナン)にある独立記念館を訪れ、韓国の歴史について学びました。記念館のガイドさんが平和の大事さを知るために作られましたとおっしゃり、これからの日韓関係、世界の中の東アジアの平和について考える時間となりました。午後は景福宮(キョンボックン)という朝鮮時代の王宮を訪ねました。バスを降りた途端に激しい雨が降り、短い時間での見学となりましたが、丁寧な説明を受け、当時の王様や王様に仕えていた人々の生活を想像しました。そして夕方にはソウル聖心女子高校に到着、校内を案内していただいた後、ホームステイが始まりました。

2024.07.26

Exchange Program in Korea (初日)

今年より韓国体験学習は名称を新しく”Exchange Program in Korea”とし、コロナ禍以前のように国内の姉妹校の高校生にも参加を呼びかけ、今日7月26日スタートしました。施設見学や姉妹校訪問は明日から始まりますが、今日は出発時に結団式を行いこの6日間お世話になる方々にご挨拶しました。姉妹校の生徒どうしすぐに仲良くなり、明後日の日韓聖心交流会の練習も息が合っていました。明日の夕方にはソウル聖心の生徒さん達にいよいよ会うことになり、皆わくわくしています。

2024.07.23

TOKYO GLOBAL GATEWAY プログラム体験

 7月19日(金)、中学1年生は体験型英語学習施設「TOKYO GLOBAL GATEWAY」のプログラムに参加しました。生徒たちはエージェントの方々と英語で会話をしながら、レクリエーションや動画撮影など様々な活動を行いました。また海外をイメージしてつくられた施設の中で、レストランやクリニック、飛行機の機内でのやりとりなどに挑戦しました。生徒たちは、最初は緊張した様子が見られましたが、エージェントの方々のサポートのもと、グループで協力して課題に取り組み、充実した活動を行うことができました。

2024.07.23

「夏休みおすすめ本冊子」を配布いたしました!

 図書委員会の生徒が、毎年夏休み前に、先生方と図書委員からのおすすめ本が詰まった冊子を発行しています。掲載されている本は、すべて図書館ロビーの特設コーナーに並んでいます。夏休みを前に次々と本が借りられていきました。さまざまなジャンルの本が掲載されており、読書のヒントとして、多くの生徒が活用しています。

夏休みおすすめ本表紙 (1)
学院ダイアリー「夏休みおすすめ本冊子」

2024.07.19

高校生平和大使、静岡県知事表敬訪問

 高校生平和大使長崎派遣代表の高校2年生が、静岡県の代表の生徒とともに静岡県の鈴木康友知事を表敬訪問しました。平和大使の高校2年生は昨年度の平和大使の現高校3年生の生徒と中心になり、有志の生徒と学校内でも核廃絶の署名活動を行ったり、戦争と平和についてのワークショップを行ってきました。表敬訪問の日は校内での署名を携え、平和大使としての考えや夏休みの長崎訪問への決意を鈴木知事に語りました。

2024.07.17

高校3年生 奉仕のLHR

高校3年生の奉仕のLHRは、日本カトリック難民移住移動者委員会・タリタクム日本の出前授業として、委員会の山岸素子先生から、「共に生きる社会に向けて」というテーマで⽇本に⽣きる難⺠・移⺠・外国ルーツをもつ⼈々の現状などについて考える講座をしていただきました。前半は日本では海外からの移住者が増えていても「外国人」の人々の尊厳と権利が未だ日本人と平等に保障されていない現状があることや日本に暮らす移民・難民・外国ルーツをもつ人びとの人権課題として具体的にどのようなことがあるのかを教えていただきました。後半はお聞きしたことをもとに、多様な立場の人々とともに生きるためにどんなことができるのかグループで話し合いをしました。話し合いは活発に行われ、その後深く踏み込んだ意見が発表されました。世界とつながる日本国内の問題にも目を向けて考える、大変有意義な時間となりました。