校長室から
2023.10.27
共に食事をすること
昨夜、寄宿舎セント・マドレーヌの夕食の様子を見にまいりました。食事の始まり時で、係の生徒が全員揃っているかを確認し、お祈りをして食事が始まりました。続いて上級生が下級生にサーブ、メインはパスタでした。セント・マドレーヌは週末帰宅型なので、月最後の木曜日の夕食で、その月のお誕生日の方々の名前が呼ばれ全員にケーキがふるまわれます。私も大好きな御殿場のアンドロワ・パレさんのケーキです。今月は、秋らしいマロンのケーキでした。https://endroitpalais.com/
孤食、個食、固食等が取り沙汰される中、家族であっても共に食事をすることが難しくなっているともいわれる現代。時節によってメンバーが変わる一つのテーブルを囲み、お互いが食卓の会話にも責任をもって参与していく――、そんなアーティフィシャルではない日々の経験が培う力の凄さに気づくのは、卒業後、特に社会に出てからのようです。一人ひとりの表情をみながら、心の中でエールを送り、創立者につながる名前の食堂JoignyとAmiensを後にしました。