校長室から
2023.10.18
目に見えない「愛」
先日、中学2年生(寄宿生)に誘われて、キャンパス内にあるお墓のお掃除に行きました。ついていってみると、岩下家や聖心会の墓所の間にある農園で働かれていた方のお墓でした。気をつけないと見逃してしまいそうな場所にあるお墓に心を寄せていたことにも感心させられました。
修道院のシスターや寄宿舎の先生におことわりして以前からお掃除を行ったいたそうで、私が一緒にかかわったのは最後の仕上げの部分でした。用意周到に自宅から様々なお掃除道具を持参し、お供えするお花や栗まで持参していました。ご家族の皆様のご理解があってのことと感謝申し上げます。生徒たちの手際のよさ、丁寧なお掃除ぶりに、私の方がついていったような形でした。お掃除の合間に、寄宿舎のTEA(おやつ)の様子等、いろいろなことを聴けたのも楽しいことでした。最後は、皆で小鳥のさえずりを聴きながらお祈りしました。これからは、マリアン・スクエアのマリア様のご像付近の整美もボランティアしてくれるそうです。
今週20日は、世界中の聖心でMater Admirabilisの祝日を祝います。19世紀に描かれたMater Admirabilisの絵には聖心の生徒の理想の姿がシンボルで表現されています。目に見えるものだけではなく、目に見えない存在、生命、行い、愛に眼を注ぐことができる生徒たちが育つ学院であり続けたいと願っております。