校長室から

2023年03月

2023.03.20

花開く季節に

 学年末も近づきました。一年の終わりに行われた学校保健員会で、校医の先生方から、この3年間、コロナ陽性者が少なかったと誉めていただきました。「一人ひとりがコロナを広げるのに加担するのではなく、収束に向かわせる力となっていきましょう」という意識のもと、生徒たちも教職員も努力しましたし、保護者の皆様の多大なるご協力があってのことと思います。

 今日、卒業を控えた中学3年生は、中学校生活の振り返りもこめて祈りの会を行っています。中1・中2はAOで入学して来られる方々と共に始める来年度に向けて準備しています。高校生は、聖心女子大学の方々による出張講座に参加しています。入学式・始業のためにと母の会の皆様が植えてくださったチューリップが開き始めたのを見つめながら、一人ひとりの開花に向かう鼓動を感じています。  

2023.03.10

卒業生の来校に

 夕方、全校生が帰宅した校舎にハリー・パッターに出てくるような黒いマントの人影が・・・?近づいてみると、聖心女子大学の卒業式で着用する黒いキャップ&ガウン姿の卒業生達でした。学院の聖堂でも記念撮影したいと来校していたのでした。教職員との久々の再会と語らい、聖心女子大学卒業の先生方は自らのガウン姿やトーチライト・プロセッションを懐かしく思い出していました。


 コロナ前は、卒業生が頻繁に訪れている状態が常の学院でした。この3年は寂しい日々でしたが、徐々に以前のように戻っていくことでしょう。今年、大学の卒業式を迎える全ての卒業生の方々が、真理を求めて歩み続け、平和な未来への道を拓いていらっしゃるよう祈ります。

 

2023.03.03

桃の節句に

 今日はひな祭り、桃の節句ともいわれます。生徒たちも意識しているようです。学院の住所は「桃園(ももぞの)」、不二農園で栽培してはいるものの販売されていないお茶の銘柄に「桃の里」(かつての桃園(とうえん))があります。キャンパスには桃園親王塔跡があります。桃の家、栗の家等と呼ばれる小さな家屋が残っていてますが、これは不二農園が様々な果樹を育てていた頃の名残でしょう。

 幾つかある桃の花の花言葉の中に、「忍耐」とあります。前校長が「風雪に耐えてこそ、花は美しく咲く」と何かに書かれていたのを思い出しました。温かな笑顔を思い出します。今日も天国から見守っていてくださることでしょう。