校長室から
2022.11.24
いのちの鼓動
カトリック教会では、11月、天に召された方々のことを思い祈ります。学院では、今週、3年ぶりに、卒業生・旧教職員等のご遺族の方々をお招きしての追悼ミサを再開できました。制限のある中での開催でしたが、チャプレンの司式のもと生徒たちと共にお祈りすることができました。お世話になったドゥシェーン会(同窓会)の皆様に心から感謝申し上げます。
“いのち”は土や根や木の中の、目には見えないところで、新しい葉っぱを
生み出そうと準備をしています。大自然の設計図は、寸分の狂いもなく
“いのち”を変化させ続けているのです。
『葉っぱのフレディ ―いのちの旅―』(レオ・バスカーリア)
中1の教室と聖堂の間には大きな楓の木が植えられています。入学した頃は枝や幹ばかりが目立ち、夏には青々と茂った葉も、今は赤く色づき、風に舞って土に落ちていきます。「葉っぱのフレディ』を思わせるこの木は、生徒たちがいのちの大切さや自らの生き方を見つめ直すことを無言で助けてくれています。
今週は、入試説明会も行われ、高校2年生を中心にお迎えいたしました。生徒たち、そして学院の新たないのちを受け継いでくださる方々のいのちの鼓動も感じた一日でした。