校長室から
2022.06.08
Requiescat in pace
6月2日、長く寄宿舎でお食事を作ってくださっていたシスター マリア・カタリナ 谷中ツギエが、東京の修道院で帰天されました。お台所の方々と共に祈りで一日の仕事を始められるシスターは、いつも寄宿生や先生方お食事を気にかけてくださっていました。在舎日にはシスター足立万利子(当時の寄宿舎主任)とご一緒に、特別におやつを作ってくださいました。
シスターがいらした頃、父のサークルは本館パーラーで行われていました。神父様の講話後に出される温かい紅茶タダニシキとシスター手作りのケーキは大変好評で、召し上がらずにご家族に持ち帰られる方々も多かったものでした。それをご存知だったからでしょうか、いつも正方形に大きくカットされていました。教職員とシスター方との茶話会や、日々のねぎらいにも届けてくださっていました。
東京の修道院でお目にかかると、いつも手をしっかりと握りつつ、不二聖心の様子を聴いてくださいました。シスターの祈りの中に、学院はいつもありました。6月、聖心(みこころ)の月に神様のもとに召されたシスターに感謝の祈りを捧げつつ、今は天から学院を見守っていてくださることに信頼して日々を過ごしていこうと思います。
心の清い人々は幸いである。その人たちは神を見る。
マタイによる福音書5章8節