校長室から
2022.01.27
富士山が見ていた
「富士山が、つねにこの時代を見ていました」――、1月26日、学院で、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』のプロデューサー吉岡和彦氏、伊豆の国市学芸員の池谷初恵氏の軽妙な掛け合いによる講演会が催されました。「学院と北条氏の位置関係」、コロナ禍前に中学1年生が祈りの会で宿泊していた天城山荘の位置を確認しながらの説明、番組製作の裏話等により、親近感をもって駿河の国や鎌倉武士の世界に引き込まれていきました。
このドラマは北条義時を中心としたHistory、つまり「His Story」であるけれども、北条政子が「尼将軍」と呼ばれるようになったことからもわかるように、必ずしも女性の力が弱かった時代ではない、女子学院で学ぶ皆さんに、女性であることにプライドをもってHer Storyの観点からもこのドラマを楽しんでほしいーーと仰っていました。富士山のもとで展開される今後のストーリーが、ますます楽しみになりました。