校長室から
2021.12.15
見えない祈りに支えられ
インドネシアの聖心会に派遣されているシスター足立万利子が、英語の「主の祈り(The Lord’s Prayer)」の言葉と、「祈りの手」を編んで、学院に贈ってくださいました。一本の白糸が、このような作品に仕上がったことに驚きと感銘を受けました。これら2つの作品は、額に入れて聖堂前に飾られています。生徒たちへのすてきなクリスマスプレゼントをいただきました。
学院にいらした頃、シスターはクリスマス前になると母の会の方々とご一緒にポルボロンを作り、クリスマスのチャリティ・バザーで販売されていました。根気強く粉を混ぜ続ける時には、お祈りを唱えていらっしゃいました。こうして作られたポルボロンは大人気で、すぐに売り切れてしまいました。今回も、生徒たちのために、一針一針、祈りながら編み続けてくださったお姿が目に浮かびます。目に見えない多くの祈りに支えられ、生徒たちが今日も健やかに過ごせていることに感謝いたします。