校長室から

2021.08.17

野の百合

 コロナによるパンデミックや、自然災害が続く中、夏休みも修道院では生徒たちのための祈りが捧げられています。キャンパスに咲く山百合がたびたび聖堂にも飾られました。今朝は、綺麗なバンビが、修道院の横の森へと駆けていきました。
 生徒たちが、帰って来る日が近づいてきました。この豊かな自然の中で、澄んだ空気を吸い、健やかにのびのびと成長を続けていくことができますように。


 野の花がどのように育つのか、注意して見なさい。働きもせず、紡ぎもしない。しかし、言っておく。栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、神はこのように装ってくださる。だから、『何を食べようか』『何を飲もうか』『何を着ようか』と言って、思い悩むな。あなたがたの天の父は、これらのものがみなあなたがたに必要なことをご存じである。何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。      

     (マタイによる福音書 6章より)