校長室から

2021年06月

2021.06.23

#あちこちのすずさん

  先週、NHKのプロデューサー春日真人さんと榛葉里佳さんが、中学3年生の宗教の時間にいらしてくださいました。『この世界の片隅に』(監督 片渕須直・原作 こうの史代)という映画の 主人公である浦野すずさんのように、戦時下を懸命に生きた方々のエピソードをハッシュタグ(#)でつないでいこうというプロジェクトにかかわっている方です。

  本学院の卒業生である榛葉さんが、中学生に講演に来てくださったことから実現しました。講演で、不二聖心での学びが将来を考えることや現在のキャリアにつながっていったプロセスを伺っていた生徒たちにとって、「命の大切さ」について考えを深め、また将来への希望をふくらませる機会になったようです。

https://www.nhk.or.jp/gendai/comment/0005/


https://www.nhk.jp/p/ts/MZZMWK86RJ/

2021.06.16

みこころの月に

 フランスの聖心会が聖マグダレナ・ソフィア・バラのご生涯を短くまとめた “C’est le feu qui m’a mis au monde” というビデオが公開されています。(https://www.youtube.com/watch?v=b6vP4P3-7yg)本年度は訪問できませんが、聖女の故郷ジュワニーの町、ぶどう畑、そしてご生家の様子などもよく撮られています。

6月はイエスの聖心(みこころ)に捧げられた月です。この名を校名にもつ学院の生徒たちが、ソフィアバラが大切にされたイエスのみこころへの思いを深め行く日々となりますように。

 あなたがたは神に選ばれ、聖なる者とされ、愛されているのですから、憐れみの心、慈愛、謙遜、柔和、寛容を身に着けなさい。 13互いに忍び合い、責めるべきことがあっても、赦し合いなさい。主があなたがたを赦してくださったように、あなたがたも同じようにしなさい。 14これらすべてに加えて、愛を身に着けなさい。愛は、すべてを完成させるきずなです。 (コロサイ書 3:12-14)


2021.06.09

高村市長様ご来校

 爽やかな青空が広がる中、裾野市の高村謙二市長様がご来校くださいました。コロナ禍が始まった当初から、学院のコロナ対策に対してご助言やご支援をいただいていることに改めて感謝申し上げました。また、スソノ・デジタル・クリエイティブ・シティ構想(http://www.city.susono.shizuoka.jp/soshiki/3/1/7/jisedai/index.html)や、裾野市戦略広報課が推進するフィルムコミッション等に関するお話も伺いました。裾野市で唯一の私学である本学院をいつもお心にかけていただいていることに感謝しつつ、これからも裾野市と共に歩む学院でありたいと願っております。

2021.06.01

祈りの力

 聖母マリアに捧げられた月である5月、修道院に、コロナの収束を願って描かれた絵画をご寄贈いただきました。コロナ禍にあって、多くの人々の善意や祈り、そこから生まれる様々な形での行動が、この世界を支えていることを思い、感動いたしました。

 この絵は、ルネッサンスの巨匠ラファエロの模写で、聖母と幼子イエス、洗礼者ヨハネが描かれています。

 ヨハネが生まれた時、父ザカリアが口にした賛歌の中に、次のような箇所があります。


神の深いあわれみにより、夜明けの太陽はわたしたちに臨み、
闇と死の陰にある人を照らし、わたしたちの歩みを平和に導く。

           (ルカによる福音書1:78-79)



 祈りは行動につながりゆくもの、一人ひとりが、今、ある場で自分にできることを心掛け、平和やコロナ収束に向けての動きに参与していけますように。
https://rscjinternational.org/news/madeleine-sophie-words-wisdom-what-might-she-say-about-covid-19