校長室から
2020.12.07
Courage et Confiance!
12月3日、聖フランシスコザビエルの祝日に、奨学会から寄贈された「少女時代の創立者マグダレナ・ソフィア・バラのご像」の祝別式が行われました。この日は、岩下壮一神父様の記念日(学院の前身である温情舎初代校長)でもあります。聖なる生涯を送られた神父様が、ご自身の洗礼名である聖フランシスコの祝日に神様のもとに召されたことに深い感慨を覚えます。
ご像のもとになった絵は、高校2年生(全員)が「フランス ルーツへの旅」で訪問する創立者のご生家にあります。今回、机上に置かれた紙には、不二聖心の生徒たちへのメッセージとして、「富士山」の絵と”Courage et Confiance!”というフランス語の文字を書いていただきました。富士山の気高さは、神の存在、理想や高みを目指すことの大切さを、日々、生徒たちに語りかけてくれています。また、「勇気と(神への)信頼!」というのは、生前、創立者が語られたお言葉です。コロナ禍にあっても前向きに多様な学びに取り組む生徒たちにふさわしいと考え、祈りを込めて書き入れていただきました。
ご像は、創立者が生徒たちにより近い年齢であった頃の姿が表現されています。全校生が日々目にできるようにと、聖堂前に安置いたしました。「ソフィア」(英知)という名にふさわしく、学ぶことを大切に過ごした聖女に倣って、生徒たちが日々成長していきますよう願います。ご寄贈くださいました保護者の皆様に、心より感謝申し上げます。なお、今後、正式な台座の製作に入ります。