校長室から

2020.09.08

「責任」の感覚

 アンジェラスの鐘の音を聴きながら祈った後、放送で、委員任命式が行われました。学院生活においては、全員が、何らかの委員や係としての役割を担います。誰も傍観者はいません。頼もしい最上級生の方々が、任命式をリードし、下級生にメッセージを伝えてくれました。


 将来の生活への推移の段階にある高等学校では、上級生がより広い独創性と責任をもって、
各自の学習を編成するようになっています。それゆえ、上級生は、義務の念をもって自由を
使することを習いながら、いつも学校内で、家庭の「姉」としてとるべき任務をよく自覚していな
ければなりません。



今から60年ほど前に、全世界の聖心学院の生徒に向けて書かれた小冊子(「聖心女子学院の生活」)からの引用です。時代は変わりましたが、今も同じ精神が息づいているのを感じ、清々しい気持ちで一日を始められました。

生徒の皆さんへの期待と感謝をこめて