校長室から

2017.02.01

ヴェズレー(2017年2月1日)

3月に、高校生の希望者たちとフランスへ「ルーツへの旅」に出かけます。今週の事前学習は、クレール先生によるフランス語のレッスンでした。この旅は、文字通り聖心の源泉をたどる旅で、創立者聖マグダレナ・ソフィア・バラ(1779年~1865年)の足跡をたどります。

最終日には創立者のお名前とかかわる聖マドレーヌ大聖堂がそびえる古都ヴェズレーの丘を訪れます。ユネスコの世界遺産にもなっているヴェズレーは、「永遠の丘」とも呼ばれ、ロマン・ロラン(1866年~1944年)が晩年を過ごした地としても知られています。2つの世界大戦の混乱の中で、苦悩の意味を問い、作品を通して世界に大きな影響を与えたロランの姿もまた私たちに大切なことを語りかけてくれることでしょう。

「万人のうちで最も偉大なのは、万人のために鼓動する心をもった人である。」(ロマン・ロラン)