校長室から
2017.01.20
一人ひとりを名前で呼べる学校であるように (2017年1月20日)
私は今、中学3年生一人ひとりと面接を行っています。主なる目的は、入学してから3年間の振り返りと、今後3年間の高等学校生活への決意を聴くことです。入学した頃のどこか幼い表情とオーバーラップしながら、美しくエレガントに成長しつつある一人ひとりの言葉に耳を傾ける楽しみな時間です。
将来のこと、友人や家族のこと等、話題は多岐にわたります。16都府県から仲間がつどう学院生活を過ごしてきた彼女たちは、今後、どのような場に置かれてもたくましく生き抜いていく力を身につけていると実感します。学院への思いの深さも伝わってきます。一つだけ紹介しますと、昨日は、大学を卒業したら、どのような形であっても不二聖心女子学院を支えるために戻ってきたいと伝えてくれた生徒がいて、大変うれしく思いました。
これからも不二聖心女子学院は、「一人ひとりの子どもを名前で呼べる規模の学校であるように」と願われた創立者聖マグダレナ・ソフィア・バラの思いが息づいている学院であり続けたいという願いを私自身が新たにさせられる、恵みの時です。