校長室から
2017年01月
2017.01.20
一人ひとりを名前で呼べる学校であるように (2017年1月20日)
私は今、中学3年生一人ひとりと面接を行っています。主なる目的は、入学してから3年間の振り返りと、今後3年間の高等学校生活への決意を聴くことです。入学した頃のどこか幼い表情とオーバーラップしながら、美しくエレガントに成長しつつある一人ひとりの言葉に耳を傾ける楽しみな時間です。
将来のこと、友人や家族のこと等、話題は多岐にわたります。16都府県から仲間がつどう学院生活を過ごしてきた彼女たちは、今後、どのような場に置かれてもたくましく生き抜いていく力を身につけていると実感します。学院への思いの深さも伝わってきます。一つだけ紹介しますと、昨日は、大学を卒業したら、どのような形であっても不二聖心女子学院を支えるために戻ってきたいと伝えてくれた生徒がいて、大変うれしく思いました。
これからも不二聖心女子学院は、「一人ひとりの子どもを名前で呼べる規模の学校であるように」と願われた創立者聖マグダレナ・ソフィア・バラの思いが息づいている学院であり続けたいという願いを私自身が新たにさせられる、恵みの時です。
2017.01.10
十字架の道行(みちゆき) (2017年1月10日)
青空が広がる中、キャンパス内に修道院が新しく作ってくださった「十字架の道行」を歩きました。冬の青空のもと、日差しもあたたかでコートもいらないくらいでした。「到着するよりも希望をもって旅している方がよい」歩きながら、そんな諺も思い出しました。
学院の敷地には、修道院もあるお陰で、キャンプ、バーベキュー、オリエンテーリング、ノルディック・ウォーキング、バードウォッチング、ゴルフ、自然観察等、様々なアウトドアの活動ができ、近隣だけではなく国内のあちらこちらから、様々なグループが訪れます。またリトリートに訪れる方も多いです。この「十字架の道行」は、多分、日本で一番大きなもので、祈り・森林浴・ウォーキングが一つになって体験できるものとして、活用されていくことでしょう。毎年、訪れるアメリカ人のグループのご希望でできたものでもありますので、パンフレットは、日本語版・英語版が用意されています。
道行には、生徒は「引率なしに立ち入ってはならない領域」も含まれていますが、学院の主人公である彼女たちの学院生活を、さらに豊かなものにしていくための活用を考えてまいりたいと思います。
2017.01.01
Happy New Year! (2017年1月1日)
新年おめでとうございます。
聖母マリアに捧げられたこの日は、世界の平和のために祈る日でもあります。
修道院では、ごミサが捧げられ、心新たに祈りました。
冬休み中の子どもたちは、いつもシスタースの祈りの中心にあります。
- 1 / 1