校長室から
2016年08月
2016.08.25
聖心会新総長様
今年7月から8月にかけて、イタリアで聖心会総会が開かれました。総長様の選挙も行われ、新総長として、アメリカ管区のシスターバーバラ・ドーソンが選ばれました。これまで、2回にわたりアメリカ管区の管区長をなさった方です。
総長選出の際には、創立者マグダレナ・ソフィア・バラの時代から、総長選出時だけにつけられる黄色のローソクに火が灯ります。大切なローソクなので、すぐに火は消されるのが通例となっています。以下のビデオをご覧ください。 https://rscjinternational.org/news/video-celebration-after-election
これから、聖心会各管区において総会の報告がなされ、今後8年に向けての方向性を確認しあいます。学院においても同様です。聖心全体が新たにされるこの大切な時に、世界中の聖心姉妹校とも心を合わせ、祈りたいと思います。
2016.08.04
夏休み子供自然体験教室
今年も8月6日・9日に、「夏休み子供自然体験教室」が開かれます。生徒スタッフはボランティアなのですが、何年も続けてこの役割を担っているケースも珍しくありません。教員スタッフと共に、この日を楽しみにしながら、準備を進めてきました。
講師としていらしてくださった滝道雄先生(日本野鳥の会)が、10か月にわたる不二聖心キャンパスの野鳥観察の結果をお話しくださいました。不二聖心は、5月が一番鳥の種類が多いとのことです。裾野市の鳥ウグイス、県民長の三光鳥、国鳥のキジなど、すべて生息しているそうです。
最後に「瑠璃色の地球」を聴きながら、一日をスライドで振り返りました。お一人おひとりの豊かな表情を見ながら、このキャンパスの自然を守り、より多くの方々と分かち合っていくことの意味を改めて感じました。
争って傷つけあったり 人は弱いものね
だけど愛する力も きっとあるはず
ガラスの海の向こうには 広がりゆく銀河
地球という名の船の 誰もが旅人
ひとつしかない 私たちの星を守りたい
朝陽が水平線から 光の矢を放ち
二人を包んでゆくの 瑠璃色の地球
(「瑠璃色の地球」より)
本学院は、特に「気候変動」、「森林保護」、「生物多様性」等の観点から、環境・エネルギー問題に取り組んでいます。この体験教室に参加してくださった児童・保護者の方々と課題意識を共有しながら、また一歩踏み出していく力を生徒たちはいただきました。ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。
https://www.fujiseishin-jh.ed.jp/academics/UNESCO-ASP/
2016.08.01
読書の夏~Climb Every Mountain~(2016年8月1日)
今夏も、生徒たちは、教員からの「夏休みお薦め本」を手にお休みに入りました。この冊子は、毎年、図書員会からの呼びかけに、全教員(専任・講師)が応えて作成されるものです。中を開くと、一人ひとりの教員と図書委員の生徒が紹介する本の表紙と推薦理由が記されています。文学、科学、歴史、実用書、洋書など、実に多岐に富んだ分野からの推薦がなされており、私たち教員にもたいへん参考になります。常に学び続けることの大切さを再認識させてくれる冊子です。ちなみに、今年、私は本年度の学校目標「知性を磨く~Climb Every Mountain~」との関連から、ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の実在のモデルであるトラップファァミリーに関する一冊を紹介いたしました。
学校は一つの社会です。委員会・係りの活動は、他者に貢献できる人の育成という学院の理念を実行する大切な機会です。いつも生き生きと活動する図書員会の活動の様子を、どうぞ、ご覧ください。
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