校長室から

2013.11.15

2013年11月15日

 秋のつどいが近づいて忙しそうにしている生徒たちに対して、卒業生の先生が、全校朝礼でこんなお話をされました。

私たちが不二聖心で学んでいた時、よく言われたことの一つは、『同時に2つ、3つのことをこなせるようでありなさい。ただし、バタバタせずに、エレガントにこなせるようでありなさい。』

 この助言の影響もあったのでしょうか、生徒たちの代表が集まる委員会で、今月の生活目標が「美・Elegant」と決められました。”Be Elegant” が新しい形で表現した発想がとても面白いと思いました。

 不二聖心女子学院の生活では、授業や試験、豊かな行事やアクティビティが多彩に織りなされていきます。上級生から伝えられる「マナーブック」の伝統も息づいています。そのような日々の中で培われる力を生徒たちが本当に実感するのは、物事が自分に都合よく起こるとは限らない社会に出た時かもしません。

”Elegant”ということばは、「他の人が敬意を払わずにはいられないような様」を表すと聞いたことがあります。生徒たちの内面性の豊かさが自然と顕れるのにはっとさせられ、思わず敬意を払いたくなる、そんな瞬間に今日も出会いました。