学院ダイアリー
2024.07.30
Exchange Program in Korea (5日目)
Exchange Program in Korea 5日目。今日は南北間半島の軍事境界線近くまで行きました。
韓国・ソウルと北朝鮮・新義州を結ぶ京義線の途中の臨津江(イムジンガン)駅の近くの臨津閣からゴンドラに乗って臨津江という川を渡り、非武装地帯(DMZ:DeMilitarized Zone)に赴き展示施設などを見学し、朝鮮戦争に少年兵が母に送った悲痛な手紙など、戦争の罪深さを感じました。また南北の分断によって離散した家族を思う人々の統一や平和への願いが書かれたリボンを目の当たりにしました。その後、烏頭山統一展望台にのぼり、川の向こうの北朝鮮の町の様子を遠望しました。
午後は、軍事境界線にほど近い場所にある懺悔と贖罪の聖堂を訪ねました。韓国カトリック民族和解委員会の責任者であるカン・ジュソク神父様から「戦争の祈りを越えて」というテーマでお話を伺いました。私たちが平和のために祈る目的は敵対する相手に勝つことではなく、互いをよく理解して和解していくことであることなど、一人ひとりの心のありようによって平和を築けるのか戦争を生み出していくのか考える時間となりました。
夕方には今日の宿泊地である聖心会の黙想の家に着き、体験学習全体の振り返りをし、全員が感想やこの5日間の経験によって抱いた使命を分かち合いました。